限られたスペースで多彩な料理を効率よく提供できるゴーストレストラン。近年人気が高まっている理由と、実際に自分で開業する方法などをまとめてみました。

ゴーストレストランとは

シェアキッチン

「ゴーストレストラン」(Ghost Restaurant)は、諸説ありますが、以下の条件に当てはまるものになります。

  • 1つの場所で複数の店舗名を掲げている
  • 厨房やスタッフは共通である
  • フードデリバリーを主に営業している

屋号や看板はあるのに、実際の店舗の場所には飲食店としての営業実態が見えないことから、ゴースト=幽霊と称されるようになったようです。

ゴーストレストランはもともと2013年にアメリカ・ニューヨークで始まったと言われています。アメリカでは「ゴーストキッチン」とも呼ばれ、フードデリバリーサービスと連携して展開し、ニューヨーク・タイムズ紙が “Ghost Kitchen” として取り上げたことに起因しています。他にも「バーチャルキッチン」「バーチャルレストラン」など様々な呼び方がありますが、日本国内では「ゴーストレストラン」という呼び方が最も定着しているようです。

居酒屋やファミレスでも

日本におけるゴーストレストランは、フードデリバリーサービスが活況となる以前から存在していました。
主に居酒屋業態で使われていた手法で、飲食店検索サービス向けに複数の屋号を登録したものです。
実際に「ローストビーフ専門店」として検索サービスでは表示されますが、実際にお店に向かうと検索で出た店舗名は小さな看板で掲げられているだけで、本来の店舗名は別に存在し、提供される内容も一般的な居酒屋で、メニューも共通で提供されているというものです。

近年はファミレス大手のガストでも、系列店の「から良し」をガスト店舗に「店舗」として登録。
実際にはガストのメニューの一部として提供されていますが、別店舗として扱われています。

ショッピングモールのフードコートでも、内側の厨房は共通で、受付と看板だけ違う店というものも存在しています。
このように、日本における「ゴーストレストラン」はフードデリバリーに限らず存在していました。

ゴーストレストランのメリット

限られたスペースで多彩な料理を提供できることから、開業資金やランニングコストを抑えながら出店・運営できることが大きなメリットでしょう。通常の店舗であれば飲食スペース分の家賃やテーブル・椅子などの什器や、フロアスタッフの人件費などが発生しますが、ゴーストレストランにはそれらの費用がかからないためです。

また、本来は日本料理がメインだが、こだわりのスイーツが評判で、それだけで挑戦してみたい、といったケースでは「スイーツ専門店」として別屋号で登録することで、その料理の実力を確かめることができるかもしれません。

ゴーストレストランの問題点

近年、ゴーストレストランが悪い意味で取り上げられるケースが増えています。ゴーストレストランの抱える問題点とはなんでしょうか。

1.過剰な登録

実際には一つの店舗なのに、複数の屋号を掲げ、それらをフードデリバリーサービスに別々に登録するゴーストレストランですが、中には10,20も登録しているケースが見受けられます。本当に存在する店を指名で探しているユーザーからすると、邪魔に思われるかもしれません。

2.専門性の過大告知

悪質なゴーストレストランでは、屋号に「○○専門店」と入っていることが多いようです。
フードデリバリーアプリ上でユーザーは、食べたいジャンルや料理名を入力して検索するため、屋号に入っていることで上位に表示されることを目的としているようです。
中には冷凍食品を解凍しているだけというケースもあり、「専門店」というイメージを過大にアピールすることは問題でしょう。

3.アレルギーなどの問題

ゴーストレストランでは一つの場所で様々な料理を調理していること、先に述べたとおり専門店を謳いながら実際には別の料理も調理・提供している等の問題から、注文した料理とは別の材料や素材が混入していまう恐れがあります。
そのためアレルギーを避けるため”専門店”を選んだにも関わらず、アレルギーを含む料理を調理していた、というケースが発生しています。

ゴーストレストランで成功するためのポイント

このように一部の悪質な業者が目立ったことで悪い印象を持たれている方もいる一方で、限られたスペース・資金で開業できる飲食業としてビジネスとして始めたいと考えている方も多くいらっしゃると思います。こうした点を踏まえて、成功するためのポイントをいくつか挙げてみたいと思います。

適切な店舗登録

あまり多くの屋号を登録しすぎると、先程のとおり問題になることがあります。
ユーザーが満足できるレベルの料理や調理できるジャンル毎に登録すること自体は問題ないでしょう。

専門性を保つ

とにかく注文率を上げるためだけに本来取り扱っていないような料理を、冷凍食品などで準備・提供するのは問題があるといえるでしょう。一時的には注文が入っても、飲食店の成功のためにはリピート利用が欠かせません。専門性を担保したメニューを提供するように心がけましょう。

味、提供品質の確保

フードデリバリーサービスは外出できない時に美味しい物を自宅まで届けてほしいというニーズを叶えてこそ成功します。飲食店では当たり前ですが、味やボリュームでユーザーからの支持を集め、高いレビューを獲得することが重要です。また、テイクアウトでは保温性や輸送中の開封などのリスクにも配慮した器・資材などにも気を使う必要があるでしょう。

看板・商品画像

アプリ上でライバルのお店と差別化するためには、メイン画像が非常に重要です。
食欲をそそる料理の写真と、配達料などコストをかけてでも食べたいと思わせるような品質の高いショップのイメージを伝えることができれば、ユーザーは思わずタップしてしまうことでしょう。

ゴーストレストランの提供業者

ゴーストレストラン成功のためには、先述の通りフードデリバリーアプリ上で表示されるメイン画像や商品画像が非常に重要な要素となってきます。
また安定的にリピート利用してもらえるように味も一定の品質を確保する必要があります。
そうしたノウハウを活用できるのが、ゴーストレストランを専門で展開しているGRC社などのFCに加盟する方法です。

GRC株式会社が運営するサイト「ghost restaurant online」では、20種類以上の業種を選択でき、最短1週間で開業できるゴーストレストランサービスを提供しています。

ゴーストレストランを始めたい方 – ghost restaurant online (外部サイト) 

また飲食フランチャイズ検索サービスの「Food’s Route」でも、ゴーストレストランのFCを展開しているフランチャイザーを探すことができます。

ゴーストレストランの独立・開業情報一覧 – Food’s Route(外部サイト)

ミニマムで始める方法

ゴーストレストランのような多彩なメニューではなく、自分の作れる料理をまずは提供してみたいと考えている方には、ゴーストレストランよりもシェアキッチンのサービスのほうが合っているかもしれません。シェアキッチンは、厨房を一定時間や期間、利用してお店を営業できるサービスのことです。

シェアキッチンについてはこちらの記事にまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。

シェアキッチン・ゴーストキッチンとは?利用目的・用途やメリット・デメリットをまとめました

名古屋のシェアキッチンなら「GHOST BENTO」

名古屋市緑区にある「GHOST BENTO」は、画期的なロッカーシステムを利用した非対面のシェアキッチンサービスです。
お客さんは店舗端末かスマホから注文を行い、持ち帰りの予約を入れることができます。
入った注文に対してテイクアウト専用で料理を提供します。
またフードデリバリーサービスも連携することができます。
お店としては1つの厨房を時間帯や曜日によって利用・営業することから、ゴーストレストランと似た業態ではありますが、同じ時間帯に専門性を謳うメニューを多数展開するわけではなく、時間や曜日で異なるのが最大の相違点になります。

「子供を学校に送り出した昼間だけ、趣味の料理を提供したい」
「独立を目指してこだわった料理をまずは販売してみたい」
「SNSで反響のあった料理を実際に味わってもらいたい」

本格的な飲食店の開業は難しくても、テイクアウト専門店かつ時間帯で利用できるシェアキッチンであれば、そんな夢を実現することができます。

この最先端のシェアキッチンサービスはなんと1時間550円(税込)から利用可能!
もちろん厨房は充実の設備が整っていますので本格的な調理が可能です。

接客が苦手、接客までは手が回らない、完全に料理だけで勝負してみたい、SNSのフォロワーさんに会わずに料理を提供したい、など、シェアキッチン初心者におすすめの店舗となっています。

名古屋でシェアキッチンの利用を検討されている方はぜひ一度、ご検討ください。

シェアキッチン GHOST BENTOのサイトはこちら

また、この一連のシステムの提供も行なっています。システム・パッケージの利用は、飲食店向け非接触運営のサポートシステム『eBENTO』として提供されていますので、フランチャイズや既存店舗の業態転換などを検討されているビジネスオーナー様は、ぜひそちらもご覧ください。

飲食向け非接触運営システム eBENTOのサイトはこちら

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